背景をぼかすと良さ気な写真になります。

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ぼかした写真の魅力とは

周辺はちゃんと見えてない。

人間は、目の前にあるものに注目して見ているので、
その背後にあるものに注意が向かないため、
何があるのか気にならないことがあります。

特定の「何か」に注目すればするほど、周りの状況は認識できなくなります。

写真の場合、主役にだけピントが合っていて、あとは、ぼけているという状態が、
それに近いです。
写真は全体が見えているのですが、周辺をぼかすことで、
現実に見ている状況が擬似的に再現されているんです。
ピントが合っている被写体に、やはり注目があつまります。
撮影者が何に注目しているかを明確に、表現することができます。

主役意外がボケやすい撮影とは

レンズの絞り値をなるべく小さいF値を選ぶことが基本です。

カメラに撮影モードがある場合、絞り優先モード
(Aモード や AVモードと表示されてます)
にして、F値を小さい数字に設定します。

大口径レンズで、解放のF値が小さいレンズは、よりボケやすいです。
レンズの製品名に、F1.4とかF1.8とか記載があります。

 

レンズの焦点距離もポイントで、焦点距離の長い(望遠レンズ等)ほどぼけやすくなります。
ズームレンズは、望遠にするほど、どんどんピントが合って見える範囲が狭くなって、
ぼけやすくなります。

 

スマホのカメラや、コンパクトデジカメなどは、レンズが小さいので、ボケにくいです。
一眼レフカメラを購入したら、設定で、まず絞り優先モードを試してください。
コンパクトカメラと違うボケ味で、写真の質が変わりますから、
セットの標準ズームレンズでも、感動して、買ってよかったと思うはずです。
その後、大口径レンズを買ってそのボケ具合を見たら、
もう後には戻れなくなります。(^_^;)

ボケを決める4つの条件

ボケは撮影者の視点を明確にしますから、まずはどうしらぼけるかを覚えておきましょう。
ボケ具合は撮影条件で大きく変わります。
まずは大切なのはカメラの設定とレンズのチョイスです。
カメラを絞り優先モードにして、なるべく小さなF値に設定することで、
ボケは大きくなります。
解放F値が小さい大口径レンズでは特に有利ですね。

また、レンズの焦点距離も重要で、
焦点距離が長い望遠レンズのほうがぼけやすくなります。

ピントを合わせる主役との撮影距離と、
主役と背景の距離も、ボケ具合に影響があります。
主役に寄れば寄るほど、さらに、主役と背景の距離が、遠ければ遠いほど、
大きくぼけるようになります。

①小さいF値を選ぶ
ほかの撮影条件が同じ場合、
絞り優先AEなどでF値を小さく設定すれば、するほど大きくぼける。

②長い焦点距離を選ぶ
被写体が同じ大きさに写るように撮った場合、
望遠レンズのほうが、広角レンズより大きくぼける

③被写体に近寄る
ほかの撮影条件が同じ場合、
ピントを合わせる被写体と撮影距離が近ければ近いほど、大きくぼける

④遠い背景を選ぶ
他の撮影条件が同じ場合、
被写体から背景が離れているほど、大きくぼける。

ボケの形や使い方にもこだわって撮影バリエーションを増やそう

背景をぼかした写真が撮れるようになると、ぼかした写真ばかりで、
ワンパターンに陥ってしまいます。
ボケは主役を引き立てるかざりにもなります。
背景を消すという役割だけではありません。
木漏れ日をぼかせば玉のようなボケが生まれて、主役を飾りたてることができます。
ボケに主役を演出する役割を持たせてみましょう。
玉ボケや前ボケを演出にする。
ボケを上手に活用すれば、写真をより豊かに演出することができます。
例えば、背景に木漏れ日や電球のような光源、水面の輝きなど、
キラキラと明るいものがあると、玉ボケといわれる丸く明るいボケが現れます。
光があふれるような印象になります。

単純にぼかしても美しくて、主役を目立たせていることができますが、
玉ボケで華やかにすることで、さらに主役を引き立てます。
ぼけやすい条件を満たせば満たすほど、玉ボケののサイズも大きくります。

主役の手前にある物をぼかす、前ボケといわれる手法もあります。
前後がぼけた中に、主役が引き立って、さらに奥行を感じさせます。

全体的にやわらかなな印象に仕上がります。
効果的なボケの組み合わせで、構図にバリエーションが増えます。

写真の情報量をボケ具合でコントロールする。

大きくにぼかした写真は幻想的で美しく見えますが、
あまりにぼかしすぎると必要な情報をなくなって、状況がわからない写真になります。
どんな場所なのか分かった方が、より主役に興味を持てる場合もあります。
ボケ具合で情報量をコントロールし、街中の公園なのに、静かな森のように見せたり、
街の風景を残し、にぎやかなイメージを伝えたりすることができます。
ボケ具合のコントロールで自分の意図する印象を見る人に与えることができれば、
どんなふうに撮るか、いろいろ撮影を楽しむことができます。

ボケ具合のコントロールは、レンズのF値でコントロールします。
小さいF値でぼかし、主役意外の情報を小さくする。
最もぼける、解放F値で撮影すると、背景がほとんどぼけてしまって、
主役だけが目にはいる状態を再現します。
大きいF値で背景を少し見せると、どんな場所か判別がつきます。
F値を大きくしていくとボケ具合が弱まり、背景と主役の関係が見えて、
そこに意味を持たせることもできます。

ぼかすものによって雰囲気を演出する

お洒落な庭園がありました。
ドラゴンガーデンと名付けられた庭園です。
名前のとおり、ドラゴンのオブジェがあります。
メインは庭園の花なので、チューリップを狙って、
レンズF値を最も小さくして撮影すると、背景がぼけました。

今回は、背景にドラゴンのオブジェが入るようにしました。
鉄でできた、平面の彫刻のようなものですが、完全にレンズの解放で撮影すると、
ぼけすぎて、わからなくなりますから、形が判別できるように、
50mmのレンズで、F値はF2.8くらいにしました。
オブジェのドラゴンの形が、認識できる程度にほどよくぼけてくれたので、
チューリップが浮き上がりました。
奥行もうまく出て、自分らしい写真を表現をすることができました。

ちょうど良いボケ具合を探る

写真の中に必要な情報と、主役脇役と、見てほしいものを、
ボケでコントロールすることができます。
作品としての写真か、工事現場の記録写真か、旅行の記念なのか。
目的によっても、どこまで写真に写すかを決めておきたいです。

旅行に行って、記念写真を撮る時に、観光名所で人物撮影する場合は、やはり、背景に名所がはっきり写っていないと、せっかく行ったのに、意味無いじゃん、ということになります。
また、人物に特化したポートレート写真や、物を撮影する場合、そのものの美しさを重点的に表現したい場合は、ボケを主役を飾る背景として、思いっきりぼかす方法もあります。

被写体をより美しく魅せると同時に、見る人に撮影の意図を伝える方法として、
ボケは有効な手法になります。
見る方も、いろいろイメージが広がって楽しいかもしれません。

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