レンズの画角と特徴

カメラテクニック

目次

写る範囲が大きな違いです

広角レンズ

現在では、広角レンズの定番となっているのは、24mmです。
ズームレンズでは、広角の端に設定されているのがこの画角が多くなりました。
以前は、28mmが主流で、広角といえば、28mmが代表でした。

 

単焦点レンズでは、広角レンズといえば、28mmがまだまだ主流です。
価格もこなれていますし、撮りやすい画角です。
人の視野より広く映るので、被写体が小さく見えます。

そして、35mmレンズも広角レンズに入りますが、
24mmが主流になった今では、標準画角の扱いをされることがあります。
昔は、広角といえば、35mmでした。

標準レンズ

標準では、50mmです。
自然な視野で写るので、標準レンズと言われます。
一眼レフカメラで、ズームレンズが主流になる前は、セットレンズの代表でした。
被写体の一点を見る感じです。
単焦点の50mmは、各社、その写りにしのぎを削っています。

絞りや構図で、様々な表現が可能なことから、50mm一本で勝負できるかが、
カメラマンの腕の見せ所でもあります。

望遠レンズ

望遠レンズ 望遠の標準は 200mmです。
ズームレンズの望遠の端が200mmのことが多かったです。
最近では、それ以上のズームが可能なレンズが増えてきました。
200mmは、撮影しやすい画角でもあります。

 

80mmから120mmくらいが、中望遠と呼ばれてました。
この中望遠は、人物のポートレート撮影に使われることが多いです。

 

500mmを超える超望遠レンズは、ほぼ業務用ですね。
野鳥の撮影、また、スポーツ撮影でおなじみです。

 

写り方が異なります

遠近感を強調

広角レンズと、望遠レンズでは、写り方が異なります。
広角レンズは、広い範囲を写す為、遠近感が強調されるので、
手前と奥の映る大きさの差があるので、歪んで見えてしまいます。
望遠レンズだと、手前と奥の遠近の差が小さいので、自然な見た目になります。

広角の遠近感は、被写体に近寄れば近寄るほど手前から奥への遠近感が強まり、
思い切ってよることで、情報量の多い背景との対比ができます。
被写体にぐっと近寄って撮影するのがコツです。
花を大きく写して、街やビルの様子を背景に入れて見る等です。

画面を整理する

背景の情報が雑多でまとまらない場合は、逆に望遠レンズで圧縮してまとめます。
望遠レンズは画角が狭いので、情報量を減らして、
要素を単純化することで、被写体を強調できます。
後ろの花を圧縮効果で大きく写し、花のボリュームを強調してみる等が可能。

 

具体例

新宿などは、人や建物、看板と情報があふれかえっている様子があります。
広角レンズで道路をあるきながら、見上げるように撮影した写真は、
遠近感によってビルが小さくなり、広く散漫な写真となります。

 

高い位置から望遠レンズで撮影すると、背景のビルが迫ってきて、ビル群が凝縮され、
新宿を表現するのにふさわしい、密度の高いパワフルな写真となります。
自分の感じた印象を強調する方法として利用できます。

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